パグにそっくりな顔立ち、というか知らない人はパグにしか見えない、そんな犬種を知ってしまったいちえです。
その名も「プチブラバンソン」。私はこの犬種の存在を知った時かなりの衝撃を受けました!
だって、パグなんだもん。パグにしか見えないよ~!というワケで、今話題のプチブラバンソンについて説明していきたいと思います。
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きっかけは拡散される捜索願
私がこの「プチブラバンソン」を知ることになったきっかけは、TKO木下さんのインスタでした。木下さんは白のフレンチブルドッグを飼われていて、いつもかわいい画像をUPされていたんです。
もう、めっちゃオモローなキャラで木下さんにクリソツ!(笑)そんなかんじで日々インスタを見ていたわけですが、ある日、ある方の捜索願をシェアされてたんです。
気になって見ていると都内周辺でいなくなってしまったと。で、投稿元の人のインスタを見ていると「パグに似た細身の小型犬」と書かれていまして、え?となったわけです。
え、パグやん?パグに似た犬ってどういうこと?とまぁ気になって仕方なかったわけです。
ちなみに私が住んでいる地域はあまりにも遠いので捜索のお手伝いはできないんですけど、都内に住まれている方でパグらしき犬がうろついてるところを発見したらぜひyamafujisunさんまでご一報をお願いします。
いまだにお家に帰れてないらしく、こんなクズな私でも飼い主さんの気持ちを思うと心が苦しくなります。
パグじゃない!ベルギー原産の犬種
そんな捜索願がきっかけでプチブラバンソンがなんなのか気になった私。ご存知、パグは中国が原産です。中国の王室で飼われていたという貴族かぶれのパグ(笑)
しかし、このプチブラバンソンはベルギー原産のまったく違う犬種だったんですよ。
ウィキペディアを調べてみると、プチブラバンソンの犬種の他に「ブリュッセルグリフォン」「ベルジアングリフォン」という兄弟犬種がいまして、もとをたどればいろんな犬が掛け合わされていたんです。

いやいや、そもそも兄弟犬種ってなんや、ってかんじですよね。というか私がそうでした(笑)
この犬種はかなり歴史が深くてびっくりしたんですけど、プチブラバンソンなどのもととなる「グリフォン」というネズミなどを捕まえる小型の猟犬が一番の祖先。
で、当時のベルギー王妃マリーアントワネットが愛犬にしたことにより人気が出てきたんだそうです。
ただそのグリフォンはあまり可愛くなかったので、ヨークシャーテリアやキャバリアキングチャールススパニエルといういろんな犬が掛け合わされてできた犬種が「ブリュッセルグリフォン」というワケです。

画像出典:ヨークシャー・テリアWikipedia・キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルWikipedia
ちなみに「ベルジアングリフォン」は「ブリュッセルグリフォン」の色違いみたいなんで、見た目でそう変わることはないようです。
で、その「ブリュッセルグリフォン」と「ベルジアングリフォン」にパグが掛け合わされてできた犬種が「プチブラバンソン」だったんですよ。どうりでパグに見えるはずだわ(笑)てかパグの血が強すぎてびびるわ(笑)
というか正直、今でいうMIX犬じゃないかって思ったんけどね、どうやらこのプチブラバンソンは知る人ぞ知る人気の犬になっていったので、新しい犬種として認定されていたようです。
しらなかった~~~。というかペットショップで見かけたことないから知るはずありませんよね。
参考:ウィキペディア
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パグとの違いは大きさ

画像出典:プチブラ・バンソンWikipedia・パグWikipedia
パグの血が強すぎるプチブラバンソンなら、顔はまんまパグってかんじですけど、決定的な違いは大きさにありました。
パグはもともと小型犬。で、プチブラバンソンは超小型犬なんです。「超」ですよ。ようは、トイプードル並に小さいってわけです。ちっっさ!顔もこっま!
そしてパグの平均体重は6~9kgと言われてるんですけど、プチブラバンソンは4~6kg。かっる!
あと顔の違いですが、ウィキペディアを見ると
パグの顔は「困り顔」であるのに対し、ブラバンソンは「怒り顔」である
引用:ウィキペディア
となってました。確かに、めっちゃ怒ってますやないの。何がそんなに気に入らないのか(笑)でもこれも愛嬌ある顔でかわいいですね。
パグが好きな人なら、パッと見てすぐ顔の違いってわかると思います。パグ同士でも顔の違いはハッキリ分かるくらいですからね。
ただ、パグの遺伝が強いプチブラバンソンだと顔の違いも分かりません(笑)やっぱり体の大きさで判断するしかないですね。
ちなみに、ペットショップでパグは見かけるけどプチブラバンソンは見かけないその理由は、ずばり値段が高級だから。
掛け合わせるのは、プロのブリーダーさんでもなかなか難しいんだそうです。そりゃ、見かけないはずですよね。
どちらも兼ね備えている性格

パグといえば、とにかくマイペースで穏やか。そして人間が大好き。対してプチブラバンソンは、大人になるまでかなり活発なんです。
やっぱり祖先は猟犬なので血が騒ぐんでしょうか。ただパグの血もちゃんと引き継いでいて、マイペースで頑固な一面もあるんだそうですよ。
パグってああ見えてかなりの頑固者ですから、プチブラバンソンもそこは似てしまったのですね(笑)
あとパグは基本的に人間なら誰でも大好きなんですけど、プチブラバンソンはそうではないらしく、飼い主以外の知らない人にはそこまで寄り付かないんです。
これは大きな違いですね。さすが猟犬。飼い主に従っているかんじが見て取れますよね。
あ、あといびきは相当なもんらしいです。さすがパグ似!というか鼻ぺちゃは仕方ないですよね。私もいびきガーガー派ですから。え?鼻?ぺちゃんこです。
まとめ
パグに似ている「プチブラバンソン」という犬種は、ベルギー原産の超小型犬。「ブリュッセルグリフォン」と「ベルジアングリフォン」にパグを掛け合わせているため顔だちや性格はパグに似ているが、体がかなり小さいのが特徴。
マイペースで頑固な性格はパグに似ていて、活発で知らない人には寄り付かない性格は、猟犬だった祖先の血を引き継いでいる。
困った顔をしているパグに対して怒った顔をしているプチブラバンソン。一見すると同じ顔に見えますが、トイプードル並の大きさなのですぐに分かるでしょうね。
ということで今回はプチブラバンソンとパグの違いをご紹介しました。
もし都内近辺で黒い小さな犬を見かけたら、顔を確認してみてください。たくさんの人が必死に探しているプチブラバンソンのサンサンちゃんが、一日でも早くお家に帰れますように。
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